ChatGPT 5.5 Proに聞いてみた。
来週のApple WWDC26で発表される主要なトピック・アップデートを予想したい。例えば、各OS/プラットフォームにはなんらかの更新があり、開発者向けのAPIも拡充されるだろうが、それはどういったものになるのか。あるいは既存のプラットフォーム以外に新しく追加されるようなことが起きるのか。開発者向けツールにどのような更新があるか。すでにWeb上で噂になっていることもあるし、近年のアップデートや競合他社の動向から演繹的に予想できる部分もある。不確実で構わないので、楽しみのために、夢のある予想をしてください。
まず結論:今年の主役は「Siriがアプリを使うOS」になる、だと思います
僕の予想を一言で言うと、2024–25年のApple Intelligenceは“アプリの中にAIを入れる”段階、WWDC26は“AIがアプリを横断して使う”段階です。しかもAppleらしく、ChatGPT的な単体アプリではなく、Siri、Spotlight、Shortcuts、App Intents、Foundation Models、Xcodeを束ねた「OSの新しい操作層」として出してくるはず。
まず結論をいただいた。まあなんかいかにもそうだろうということを言っている。Gemini Intelligenceもそうですよね。
1. 本命:Siriは「声のアシスタント」から「システムワイドAIエージェント」へ
かなり高い確率で、新SiriがWWDC26の中心になります。噂では、iOS 27でSiri専用アプリ、チャット型UI、Dynamic Island統合、どのアプリ上からでも使える“Search or Ask”バー、過去チャット履歴、画像・PDF添付、Web回答、個人コンテキスト利用などが準備されていると報じられています。*1*2*3
夢のある予想としては、Appleはこれを「Siri 2.0」ではなく、“Siri as an operating layer” として見せると思います。たとえば、
「昨日Slackで田中さんが送った見積もりをNumbersにまとめて、差分だけNotesに追記して、金曜の会議に添付して」
みたいな依頼を、SiriがMail、Messages、Files、Calendar、Notes、Numbers、サードパーティアプリを横断して実行する。ここで重要なのは、Siriが“何でも勝手に画面操作する”のではなく、開発者がApp Intentsで公開した安全な操作だけを組み合わせることです。
いかにも。
僕の予想では、Appleは「Siri Extensions」あるいは仮称 AgentKit を出します。アプリ側は「検索できるもの」「実行できる操作」「確認が必要な操作」「個人データに触れる操作」を型付きで宣言する。ユーザーは許可単位を細かく管理できる。App Storeには「このアプリはSiriで何ができるか」という新しい表示欄ができる。MacRumorsは、iOS 27でSiriやApple Intelligenceに第三者AIサービスを選べる拡張、App Store上のExtensions的な仕組み、さらにCore AI frameworkの噂にも触れています。*4
これはほぼApp Intents(とその拡張)でできると思うけど、でもApp Storeに表示できるのはおもしろい。
2. Apple Intelligence APIは「Foundation Models 2」へ
昨年の大きな開発者向け発表は、Apple Intelligenceのオンデバイス基盤モデルをアプリから使える Foundation Models framework でした。Apple公式は、Swiftから数行でアクセスでき、テキスト抽出・要約・guided generation・tool callingなどを使えると説明しています。*5
今年はその続編として、僕は次のような拡張を予想します。
Foundation Models 2 / Core AI
オンデバイスLLMだけでなく、Private Cloud Computeへのフォールバック、画像・画面・音声を含むマルチモーダル入力、より長いコンテキスト、構造化出力、ツール呼び出しの安定化が来る。噂にある「Core AI」が本当に出るなら、Core ML以来の大きなAIフレームワーク再編になります。*6
Foundation Modelsの拡張として、こういうのは期待されている。Googleとの提携でGemmaベースになるとかすると、素直にできるようになりそう。とはいえこれはあくまでもFoudation Models 2。もし「Core AI」と呼ばれるなら、もっと低レベルのAPIが提供されて然るべきだけど……。
Personal Semantic Index API
これはかなり夢寄りですが、アプリが「このデータはSiriが検索してよい」「このエンティティは“旅行”“請求書”“タスク”として扱える」と宣言できるローカル索引API。Spotlight、Siri、Shortcuts、Visual Intelligenceに同じ意味情報を渡せるようになる。
Core SpotlightにはすでにApp Intentsとの連携があるので、自然と成立するように思う。とはいえCore Spotlight自体に大きく手を入れてくれるのは皆が歓迎するところでもある。アプリ外のリモートコンテンツもインデキシングしやすいとおもしろいのでは。
AI Privacy Permissions
カメラ、位置情報、連絡先と同じように、「AIがこのアプリのデータを読む」「AIがこのアプリで操作する」「AIがこの記憶を保持する」という権限がOS設定に並ぶ。Appleはここをかなり強調するはずです。MacRumorsも、Siriのチャット自動削除や記憶制限が噂されているとまとめています。*7
然もありなん。
3. App IntentsとShortcutsが、Apple版エージェントOSの“命令文法”になる
App IntentsとShortcutsがAIエージェントの入り口になるのは自明なので省略。
4. Xcodeは“補完ツール”ではなく“共同開発者”になる
ここはかなり現実味があります。Appleは2026年2月に Xcode 26.3 でagentic codingを発表済みで、Claude AgentやOpenAI CodexをXcode内で使い、ドキュメント検索、ファイル構造探索、プロジェクト設定変更、Xcode Previewsのキャプチャ、ビルドと修正の反復までできると説明しています。さらにXcodeの機能をModel Context Protocol経由で外部エージェントへ公開しています。*8
なのでWWDC26のXcode 27は、たぶん次の段階に進みます。
Xcode Agent Workflows
「このアプリをvisionOS対応にして」「Liquid Glassの読みやすさを改善して」「App Store審査で引っかかりそうなPrivacy Manifestを直して」みたいな長いタスクを、Xcodeが計画、編集、ビルド、テスト、Preview確認、差分説明まで行う。
これはたぶんXcode 26.3からだいたいできそう。とはいえ最近のコーディングエージェントの機能に及んでいないところもあるので、順当な進歩は期待できそう。
Instruments Agent
パフォーマンス計測をAIが読み、「このSwiftUI Viewが再描画されすぎ」「ここはMainActorに寄りすぎ」「このMetal shaderがバッテリーを食っている」と修正案をPull Request風に出す。
いかにもありそう。地味だけどいいと思う。
Design-to-Code / Code-to-Design
Liquid Glass、アイコン、アクセシビリティ、Dynamic Type、ローカライズをまとめて検査する“デザインエージェント”。去年AppleはLiquid GlassとIcon Composerを発表しており、今年はそれをXcodeのAIワークフローに統合する流れが自然です。*9
ここはニュアンスが難しいけど、「検査する」エージェント機能はありそう。AIがデザインを0から作るみたいなのはAppleらしくない。
競合を見ると、この方向はほぼ不可避です。Google I/O 2026では、Gemini 3.5とagent-first開発プラットフォームAntigravityを前面に出し、AIがワークフロー全体を進める方向を示しました。*10 Microsoft Build 2026でも、Intelligent Terminal、開発者向けWindows強化、Project Solara、Scout、AI agent用の実行コンテナなど、開発環境とOSをエージェント前提に作り替える発表が相次いでいます。*11 OpenAIもAgents SDKで、ファイル操作・コマンド実行・コード編集・長期タスクを安全なサンドボックスで扱う方向を強めています。*12 AppleがXcodeでここを押し返さない理由がありません。
Xcode 26がマイナーバージョンでagentic coding機能を導入してくるくらいには、Appleもこの領域に注力しているので、いかにも何かあるのではないか。
サンドボックスの文脈では、AppleはVirtualization.frameworkを持っているし、LinuxコンテナについてcontainerやContainerizationパッケージを公開している。macOSネイティブのコンテナ技術があるとよいのかな、と思う。。
5. iOS/iPadOS 27:派手な新デザインより「AI・安定性・Liquid Glass調整」
噂の大枠では、iOS 27の柱は Siri/AI、Liquid Glassの調整、バグ修正・バッテリー・性能改善 という見方が出ています。*13 去年がLiquid Glassという大改装だったので、今年は“Snow Leopard年”っぽい磨き込みになる可能性が高いです。
毎年大きくUIを変えるようなことはないだろうから、そうだろうと思う。
6. macOS 27:SpotlightがSiriに飲み込まれる
macOSでは、Spotlight、Finder、Shortcuts、Xcode、Terminal、Mail、CalendarがSiriに統合されると面白いです。噂ではSiriがSpotlightを拡張・置換する方向も報じられています。*14
SpotlightはmacOS 26でも拡張されたが、Siriに飲み込まれるというか、Siriと統合されていってもそれほどおかしくはない。検索とAIが融合していくのはGoogleもそう。
Mac版の夢予想は、“Siri Workspace”。ユーザーが「このフォルダの契約書を比較して、変更点を表にして、相手先ごとにメール下書きを作って」と頼むと、Siriがローカルファイルを読んで、必要に応じてNumbers/Pages/Mailを動かす。ただし送信や削除などは必ず確認カードを出す。Appleの強みは、クラウドSaaSではなくローカルファイル、アプリ、キーチェーン、権限管理までOSで握れる点です。
これは確かに夢がある。MicrosoftはWindowsをAgentic OSへと再定義しつつある。ただAppleにはAppleなりのバランス感覚があるから、どこまでエージェントに寄せるのかというのは難しい。
7. watchOS 27:健康AIは“コーチ”より“生活ログ補助”から入る
Apple Watchは派手な生成AIより、Health/Fitnessとの統合が現実的です。噂では、iOS 27のVisual Intelligenceが栄養ラベルを読み取ってHealthに記録する機能が挙がっています。*15
夢のある予想は、HealthKitに“食事・睡眠・運動の意味レイヤー”が入ること。単にカロリーや歩数を保存するのではなく、「今日は睡眠不足なので高強度ワークアウトを軽めに」「昨日の塩分が多いので水分を促す」みたいな、オンデバイス推論で小さな助言を出す。医療っぽくなりすぎると規制が重いので、Appleはまず“wellness coach”として慎重に出すと思います。
いかにもという感じ。
8. tvOS / Home / homeOS:新プラットフォームがあるならここ
既存プラットフォーム以外でいちばん可能性があるのは、homeOS です。現時点で大きなハード発表は噂されていない一方、卓上・壁掛け型スマートホームハブ向けのhomeOSは「そろそろ見たい」と報じられています。*16 また、スマートホームハブは新Siriの完成待ちで、iOS 27期に近づくという見方もあります。*17
僕の予想では、WWDC26ではハード本体ではなく、homeOS SDKのプレビュー が来る可能性があります。リビングやキッチンの共有画面に、HomeKit、Matter、カメラ、インターホン、カレンダー、音楽、家族のリマインダーを統合する。開発者向けには「Room Widget」「Shared Siri Intent」「Home Scene Automation」「Household Permission」みたいなAPIが出る。
ここには大きな期待がある。AIエージェントが生活の中に在るためには、家の中になるべく多くの接点がほしい。
Apple TV 4KとHomePod miniの更新も、AI対応チップや新Siriに合わせて秋に来るという噂があります。*18 WWDCで「秋の新Home体験に向けた開発者プレビュー」を出す展開はかなりAppleらしいです。
AIエージェントの次の方向性として、リアルタイム性が高く自然な(できれば完全な双方性のある)音声コミュニケーションというのが言われている。OpenAIのGPT-Realtime-2などはまさにそういう方向性を示すものだ。Googleも新しいGoogle Homeスピーカーを予告しているが、AIとの音声コミュニケーションのためのHomePod miniはあってよいはず。
9. visionOS 27:ハードより“空間AI”の年
Vision系の新ハードは大きく期待しすぎない方がよさそうです。AIグラスは2027年後半、Vision Airはさらに先というBloomberg由来の報道が出ています。*19
ただしvisionOSは、Siriの新能力と相性が抜群です。夢予想としては、Spatial Siri。ユーザーが見ている空間、開いているウィンドウ、3Dオブジェクト、現実の机の上をSiriが理解し、「この3Dモデルを少し右へ」「この部屋にこの家具を置いたら通路は足りる?」「このアプリのUIを空間配置に直して」といった操作をする。
方向性としては競合の動向と一致している。いずれスマートAIグラスが出るとすると、こういった機能の研究開発をしていないはずがない。
10. Safari / WebKit:Apple版“Agentic Web”が来るかもしれない
GoogleはChrome上でGeminiをブラウジングアシスタント化し、ページ理解、要約、Googleアプリ連携の方向を示しています。*20 AppleもSafariに「Ask Siri about this page」を入れる可能性が高いです。
ただしAppleは、Webページを勝手にクリックして買い物するような完全自動ブラウザ操作より、Web Intents / App Intents的に安全なアクションを呼ぶ方向を好むと思います。たとえば、レストラン予約サイトが「空席検索」「予約」「キャンセル」を構造化して公開し、Siriがユーザー確認付きで実行する。これはWeb版App Intentsのようなものです。
WebMCPにAppleが乗っていくようなことを想定しているのかもしれないが、WebKitのpositionはネガティブのようだった。このコメントをそのまま読む限り、むしろWebページを勝手にクリックするような方向性を志向している可能性がある。
11. かなり夢:App Storeに“AI能力のマーケット”ができる
一番ワクワクする予想はこれです。
App Storeのアプリ詳細に、今後は「Siriでできること」「Apple Intelligenceで使える拡張」「このアプリが提供するAIアクション」が表示される。ユーザーはアプリを開かずに、Siriからそのアプリの能力を呼び出す。アプリ開発者にとっては、UIだけでなく “AIに使われるためのAPI設計” が重要になる。
これは、App Store以来の大きな転換です。これまでのアプリは人間がタップして使うものだった。これからのアプリは、人間とSiriの両方に使われるもの になる。
ChatGPTがAIだから、AI側にとって都合のいいことを言っているようにも思うが、あってもよい。
予想ランキング
| 確度 | 発表予想 | ひとこと |
|---|---|---|
| 90% | 新Siri / Siriアプリ / Search or Ask | 今年の主役。出なければ大失望枠 |
| 85% | iOS/iPadOS/macOS/watchOS/tvOS/visionOS 27 | 全OS更新はほぼ確実 |
| 80% | Xcode 27のagentic coding強化 | Xcode 26.3の流れから自然 |
| 75% | App Intents / ShortcutsのAI強化 | Siriエージェント化の土台 |
| 70% | Liquid Glassの可読性・安定性改善 | 去年の大改装の磨き込み |
| 65% | Visual Intelligence強化、Camera/Photos/Health連携 | 噂も多く、競合対抗として自然 |
| 55% | Foundation Models 2 / Core AI的な新AIフレームワーク | 来たら開発者的には大事件 |
| 45% | homeOSのプレビュー | 新プラットフォーム候補の本命 |
| 30% | Apple TV/HomePod miniの秋更新示唆 | ハード本体はWWDCでは薄め |
| 20% | 折りたたみiPhone向けレイアウトAPI | 仕込みだけならあり得る |
| 10% | Apple Glasses発表 | 今年はまだ早そう |
なるほど。
僕の“夢のKeynote”はこうです
Tim Cookがこう言う。
「Apple Intelligence is becoming personal, private, and deeply integrated across everything you do.」
Craig FederighiがiPhoneを持ち、Siriにこう頼む。
「来月の家族旅行を、妻の予定、子どもの学校行事、去年の写真、予算メモ、航空券メールから考えて、3案にして」
SiriがCalendar、Mail、Photos、Notes、Maps、Wallet、Safariを横断して3案を作る。次にCraigが言う。
「この機能をサードパーティの旅行アプリでも使えるようにする方法を見せましょう」
画面がXcodeに切り替わり、App Intent、Foundation Models、Personal Semantic Index、Siri Extensionを数十行のSwiftで実装する。Xcode Agentがテストを書き、Previewを撮り、App StoreのAI権限表示まで生成する。
これが出たら、WWDC26は「AppleがAIに追いついた年」ではなく、“アプリの概念をAI時代に再定義した年” として記憶されると思います。
AI機能について特に予想するような質問ではなかったのだけど、いろいろな噂を調べてくれた結果、ほとんどAIに関する内容になった。まあ実際そういうWWDCになるかもしれないし、それが自然だろうとも思う。他社/他プラットフォームに対して出遅れているようにも見られているから、ある程度追いつかないといけない。
しかしもうちょっと素朴に、UIフレームワークによく考えられた新しいAPIが追加されるとか、そういうのも楽しみです。
*1:https://www.theverge.com/tech/938915/ios-27-siri-renders-bloomberg
*2:https://www.theverge.com/tech/899801/apple-wwdc-2026-new-siri-apple-intelligence-standalone-app
*3:https://www.macrumors.com/2026/06/01/ios-27-siri-app-rumors/
*4:https://www.macrumors.com/roundup/ios-27/
*5:https://developer.apple.com/apple-intelligence/whats-new/
*6:https://www.macrumors.com/roundup/ios-27/
*7:https://www.macrumors.com/roundup/ios-27/
*8:https://www.apple.com/newsroom/2026/02/xcode-26-point-3-unlocks-the-power-of-agentic-coding/
*9:https://www.apple.com/newsroom/2025/06/apple-supercharges-its-tools-and-technologies-for-developers/
*10:https://developers.googleblog.com/all-the-news-from-the-google-io-2026-developer-keynote/
*11:https://www.theverge.com/tech/941738/microsoft-build-2026-biggest-announcements
*12:https://openai.com/index/the-next-evolution-of-the-agents-sdk/
*13:https://9to5mac.com/2026/05/20/apples-three-goals-for-ios-27-sound-like-a-big-win-for-users/
*14:https://www.theverge.com/tech/899801/apple-wwdc-2026-new-siri-apple-intelligence-standalone-app
*15:https://9to5mac.com/2026/06/02/ios-27-is-coming-here-are-five-new-features-im-most-excited-about/
*16:https://www.macrumors.com/2026/05/22/the-macrumors-show-wwdc26-promises-siri-upgrades/
*17:https://www.macrumors.com/2026/03/09/apple-smart-home-hub-september/
*18:https://www.t3.com/tech/tvs/new-apple-tv-4k-delays-could-soon-be-over-expected-in-the-coming-months-with-a-new-siri-remote-and-homepod-mini
*19:https://timesofindia.indiatimes.com/technology/wearables/apple-pushes-ai-glasses-launch-to-2027-vision-air-to-follow-in-2029/articleshow/131433437.cms
*20:https://developer.chrome.com/blog/chrome-at-io26?utm_source=chatgpt.com















