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息子にカメラを与える

まだ2歳半で早すぎると思うけど、普段から僕のカメラを羨ましがっているので、少しくらい乱雑に扱われても大丈夫そうなカメラを買った。

いろいろ調べて、NikonCOOLPIX W150というのにした。耐衝撃性能を宣伝しているくらいなので、きっと頑丈なつくりになっている。ブルーが子供らしくてかわいいかと思ったが、息子は「白がいい」というので、ホワイトにした。子供は子供らしいものを欲しがらない。

Nikonの「(子供も含めた)家族みんなで楽しめる」というコンセプトは、2012年のCOOLPIX S30の頃に始まったようで、2013年のCOOLPIX S31、2014年のセンサーが変更されたCOOLPIX S32、2015年のCOOLPIX S33とシリーズが続き、2016年にはWi-FiBluetoothに対応したCOOLPIX W100が発売されている。そして毎年だったモデルチェンジのサイクルが変わったのか、2019年になって発売になったのが、COOLPIX W150ということのようだ。

画質は何世代か前のiPhoneくらいだが、耐衝撃・耐水・防塵で、子供にも扱いやすいインターフェースを備えている。光学3倍ズームとかフラッシュとかも付いているけど、今のところそんなに活用していない。特にフラッシュは、誤って子供が有効にしないか気がかりである。上面にストラップ取り付け部が2つ付いているのはポイントが高い。ネックストラップは付属しないので別に買った。子供はカメラを落としたり、その辺に置いてきたりしがちなので、ネックストラップがあるとよいが、長さの調節幅が大きいものを選ばないといけない。さらに別売のソフトケースも買った。

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カメラを構える息子

ということで妻が入院している最中にカメラを買って、一週間と少し経った。息子はどこへ行くにもカメラを首から下げて、たまに思い出したら写真を撮る。大人の真似をして妹である赤ちゃんの写真を撮っているときは感慨深かった。とはいえちゃんとした写真が撮れるのはまだ稀だ。しかし息子自身はそんなことお構いなしで、自分用のカメラを喜び、写真を撮る行為そのものを楽しんでいる。まだおもちゃみたいなものだけど、そのうち真価に気付くことを期待している。

小さい子供にカメラを持たせると困ることもある。カメラに夢中になって注意散漫になるので、道を歩くときに危ない。ストラップを持ってカメラを振り回すことがある。撮っていいとか悪いとかの区別がない。家の中とか明らかに安全な場所以外では、親がちゃんと見ていられる時にだけカメラを持たせるようにしないといけない。

なんにせよこれで僕のGR IIIへの関心が下がって、寿命が伸びた。GR IIIもおすすめです。